妊娠?出血した時の検査。その原因。

妊娠が考えられる出血があった場合、検査が必要です。しかしその前に様々な出血の原因を知っておく必要があります。
月経以外の性器からの出血のことを不正出血といいます。子宮、卵管、膣、外陰部など起こる部位はさまざまですが、不正出血は機能性出血と器質性出血に分かれます。
機能性出血は器質的な異常がないすなわち病気等ではない子宮内膜からの出血で妊娠や疾患によるものを除く出血です。排卵性のものと無排卵性のものがあります。
器質性出血は器質的な異常による出血で妊娠や疾患によるものです。妊娠によるものには流産、早産、子宮外妊娠等の可能性も考えられ注意が必要です。
疾病によるものにはがん、腫瘍、ホルモン異常、性感染などが考えられ注意が必要です。
妊娠の心当たりがある場合は自分で妊娠検査薬で検査することも可能ですが、それ以外の原因も考えられる場合はすぐに婦人科の医師への相談をお勧めします。

妊娠?出血??兆候を知り検査する。

妊娠が考えられる出血があった場合検査するのですが、妊娠の兆候について整理しておきましょう。
妊娠の兆候には出血の他、胸の張りを感じたとか、生理痛のような痛みを下腹部に感じたとかいうものがまずあります。
しかしこれは妊娠というよりも、通常の生理の時の症状でもありますので妊娠の兆候といい難いかもしれません。
それ以外には肌荒れやつわりなどが妊娠の兆候としてあげられます。
しかし少しの肌荒れやつわりのような不快感では兆候といえないかもしれません。
妊娠にかかわる出血には排卵出血や着床出血が知られています。排卵出血があると妊娠しにくいということがいわれているようですがそうとも限りません。
また着床出血はある場合とない場合があり、なくても妊娠している場合もあります。
したがってやはり、妊娠検査薬で検査し、医師の診断を受けるのがいいようです。

妊娠、出血、流産?検査は大事です。

妊娠中の出血は流産の兆候?と、心配される方も多いと聞きます。早期の検査が大事なのですが、病院で相談する際にも時には気をつけないといけないようです。
ある方の場合、薄茶色のおりものがあったと相談したら「妊娠中にはよくあること」として、「腹痛や鮮血の出血があったら気をつけてください」などといわれたそうです。
妊娠中の出血が即流産というわけではないものの、(まれに触診などの検査中に内部に傷ができ出血することもあるようです)不安な気持ちになることは否めません。
医師にもデリカシィがほしいところです。
結局妊娠中の流産を疑われる出血は、医師との信頼関係を大切にしながら指示をうけ、家族の協力も得ながら安静にするのが一番のようです。

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